口裂け女
言わずと知れた有名な都市伝説に登場する女である。
岐阜県の美濃加茂郡八百津町が発祥の説が多い。
ある日子供が小学校から帰宅していると、長身のトレンチ
コートを着た(赤のマントやレインコートという説もある)
顔に大きなマスクをした女性が声をかけてくる。
身長は基本高身長だと言われるが、諸説あり一説では2mを
超える等とも言われるが、大体は170cm〜180cmぐらいの身長で現れるシチュエーションが多い。
女<ねえ私キレイ?>
と尋ねてくる。
そこでキレイと答えると
女<嘘を言うなこれでもかーお前もこうしてやる>と大きな
マスクを外し耳下まで裂けた口を見せ、驚いて逃げると俊足で追いかけてきて手に隠し持っていた武器で刺されたり
引き裂かれるというもの。
武器についても諸説あるが、大きな裁縫バサミや包丁や
鎌等基本は刃物が多いとされる。
(一説ではピストルを持っている場合もあるらしい)
女<ねえ私キレイ?>に対してキレイじゃない、不細工等と
答えると、その場で問答無用で殺されるとされる。
1970年代より広まったこの女の都市伝説は全国の児童に
またたくまに広がったとされ、恐怖に怯える児童も多く
集団下校が行われる学校もあり、その噂に便乗した
愉快犯が口裂け女の格好で街を徘徊し、警察が出動する騒ぎ
にまでなったという。
出会った時の対抗策としては
女<ねえ私キレイ?>と聞かれたら 普通です まあまあです
等と答えると何もせずに去ってゆくと言われる。
ベッコウ飴が好きで、ベッコウ飴を渡すかばら撒くと、それを口裂け女が舐めたり拾い集めている間に、逃げられると
いう説や、ポマードの匂いが嫌いでポマードをつけてる人には寄ってこない説や ポマードと3回言うと逃げる説、手の平に犬と書いてみせると逃げる説や、
ハゲーハゲー
と叫ぶと逃げていく等という説がある。
また岐阜県の美濃加茂郡八百津町だけでなく全国の
各地によって様々なパターンやバリエーションが存在するようである。(詳しくはWikipediaを参照の事)
身体能力は常識では考えられない程凄く
100メートルを3〜6秒で走れると言われている
(ウサイン・ボルトより速いw)
しかしこれは全国に噂の広まった速さを指す意味だという説もある。
発祥元には諸説あるが、明治時代の女性で おつや という
(他にも数人同じようにしていた女性もいるようである)
女性が隣町の恋人へ会いに行くのに、山道を通るので
女性の山道の一人歩きは、山賊等に襲われる危険性も
ある為、白装束で白粉を塗った歌舞伎のような格好で
髪の毛はバサバサにして、ロウソクを巻きつけて
口には三日月のニンジンをくわえた異様な出で立ちで
手には鎌を持ちながら、周りを寄せ付けないようにして
恋人の元へ通っていたのが、発祥じゃないかとする説や
口裂け女は3人姉妹の末っ子で美人だったが、姉二人の
嫉妬によって喧嘩で口を裂かれて、精神を壊した女の説。
1968年に加茂郡白川町で起きた飛騨川バスの土砂崩れによる転落事故により、多数の犠牲者を出す事故が起こったが、その犠牲者の一人の頭蓋骨を復元したところ口が耳まで
裂けている女性だと判明し、口裂け女はこの女性の
無念の思いが具現化した亡霊という説や、整形手術の失敗
により口が裂けてしまい半狂乱になった女の説や、生まれつき
先天性の変形した口が裂けて生まれた奇形児で捨てられ
世の中を恨んでいる女の説や、
八百津には二股トンネル
(別名 朝鮮トンネル)
という心霊スポットとして有名なトンネルもあり、昔朝鮮人
労働者を働かせ、人柱として埋めて出来たトンネルであり
口裂け女はその恨みの念が具現化したものの説や
同じく岐阜県の鶯谷トンネルは有名な心霊スポットだが
このトンネルは元々戦時中に防空壕として使われる予定
だったものが、トンネルになり空襲でこのトンネルでも
多くの人がなくなり、口裂け女のように
爆撃で口が裂けた人がその無念の思いから現代に
よみがえったとする説や
また口裂け女の噂が広がった1978年頃にちょうど
北朝鮮による拉致事件が多数あり、拉致を隠す為に
北朝鮮が隠蔽工作で口裂け女の話を作って流した説等
正体については他にも様々な憶測があるようである。
数字の三がつく地名によく出没する説がある。
また数字の3に関係するキーワードが多く
追い返すポマードも3回言う事や
100mを3〜6秒で走れる事や
前述でも書いたが口裂け女は3人姉妹で全員口裂け女だと
いう説もあり 3というキーワードには、口裂け女と何らかの繋がりがあるという説がある。
同じく有名な都市伝説でカシマさんという女の話もあるが
口裂け女の本名は、そのカシマレイコだという噂もある。
現在韓国でもこの口裂け女の都市伝説が
広まっているようである。
韓国では赤いマスクのレッドマスクという口裂け女の都市伝説。
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