ひきこさん

口裂け女と同じく都市伝説では有名な女である。
雨の日に学校帰りの子供が大きな人形を引きずった
女性を目撃する、しかしよく見てみるとその女性が
引きずっているのは、人形ではなくバラバラに引きちぎ
られた人間の子供であり、その女は身長も物凄く高く
その口は耳元まで裂けている。

長身で口が裂けているなど、口裂け女との類似点も多い。

(映画等では口裂け女との差別化を図る為か口は裂けてていないように描かれている事が多いようである)
気づかれると猛スピードで襲いかかってきて、体が
バラバラになるまで、引きずり回されるというもの。

元々は美人で性格のいい女性であったが、学校でのいじめや両親の虐待により、性格が豹変し復讐の悪鬼と化した
森妃姫子という女が、その正体といわれる。
明るく真面目な背の高い女性だったが、それゆえに
同級生達の憎悪の的となり、暴力はもちろんの事
ロッカーに閉じ込められ、給食に虫を入れられ
上靴やカバンをカッターでズタズタにされ
イジメグループに引きずり回される等
あらゆるイジメを受けていたとされる。
泣き叫び抵抗しても、知らんふりでイジメは
更にエスカレートしていったとされる。

遂に学校に来なくなり、部屋にひきこもりに
なった森妃姫子だが、酒飲みの父親に殴られ
母親は学校に行かない娘を引きずりまわし
次第に精神が崩壊してゆき
部屋から出なくなると、両親も他人のように
食べ物も部屋の前に置く等して
遠ざかっていった。
雨の日に外を見るのが、落ち着けて好きだった
と言われる。

精神がおかしくなった森妃姫子は自分の顔を
カッターで切るなど、常軌を逸した行動をとるようになり
久々に両親が除くと、ヒキガエルや虫を食べていた
という。

2000年代初頭から始まった都市伝説と言われるが
何処の県庁所在地の場所なのか等は
不明であるが、難しい現代社会の人間関係を究極に具現化
した都市伝説と言えるかもしれない。


ひきこさんに出会った時は
引っ張るぞというと イジメ時代のトラウマで
逃げる説や、自分の醜い顔を見るのを嫌うので
鏡を見せるといいとも言われる。
自分をいじめていた、いじめっこと同じ名前の子供は
襲わないとも言われる。

森妃姫子(もりひきこ)を名前と苗字を入れ替えると
ひきこもり となる。


この都市伝説は
ディープダンジョン氏にインスパイアを受け
私なりに書いてみました、ありがとうございました。



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